応援:私たちにできる事 その1「歩こう」

私たちができる事を考えています。

まず思い浮かぶのが、寄附金・募金・義援金。
哀しきや、このような非常事態に詐欺が出るようですから、くれぐれもご注意を。

そして、献血。
献血もタイミングというものがありますから、専門家の方によくご相談してからなさってください。

さて、お金ではなく気持ちのこもった「もの」をあげるのが大好きな日本人にとって、各県庁からの発表はやや寂しい物があります。
しかし、真剣な所、被災者の方々への、個人からの救援物資は望まれていません。かえってご迷惑になるので、是非、皆さんにも思いとどまっていただきたいと思います。
私たちの目的は、いかに苦しんでいる人達の助けになるか、であって負担にはならないことです。

では、私たちに何ができるのでしょうか?

県庁側の言葉をもう少し読み進めてみると、一定の数と仕様が揃った、大口の義援物資が送れられる企業、 交通網の破壊などにより、提供物資を被災地まで輸送可能な団体に限定、と書かれてあります。
こういう事を考えると、かなり大きな企業の助けが必要です。
もう既に、寄付を開始している企業もありますが、もっとあってもいいのではないかと考えます。

そこで、私は、大企業に電子メールをうつ事にました。

1995年の阪神大地震の被災地で、私自身あってよかった、と思うものも含めて、必要物資をリストにしました。
くれぐれも、下記の項目のものを個人的に集めて送らないでください。

水、エネルギーバー、日持ちするお菓子、缶切りのいらない缶詰、アルファ米、スプーン、毛布、防寒着、下着、靴下、厚底の靴、軍手、ホッカイロ等の暖をとれるもの、マスク、歯磨き、石けん、タオル、ローション、熱さまシート、紙おむつ、おしりふき、粉ミルク、離乳食、生理帯、生理ナプキン、高齢者おむつ、尿失禁用パッド、トイレットペーパー、ウエットティッシュ、簡易トイレ、乾電池、懐中電灯、大小ゴミ袋、バケツ、ラップ等。

今まで家族にばかりに頼ってきた、買い物苦手の私は、こういう製品を売る会社がわかりません。
これらの商品を売る大企業を調べてメールをうつつもりです。

失礼致しました。
五日間の寝不足に耐えられず一時間ほど仮眠を取りました。リンキン・パークをがんがんかけて眠気とたたかいます。

日本の大企業を調べていくと、ほとんど皆といっていいほど支援物資を送っていたり義援金を出しているのです。
日本の企業も捨てた物ではないとほっとしました。
しかし、いまだに輸送方法が大変なのです。

政府は16日、被災地への支援物資の輸送を自衛隊に一元化すると発表しました。
まず、企業や自治体等からの物資を自衛隊が受け取り、その後、ヘリを利用して避難所等に向かいます。この事によって搬送がスムーズになるそうです。
日にちも経ち、この寒さの中、避難所での生活はますます苦しくなります。

それを顧みず関東地方で給油や食料の買い占めが続くと言われ、心苦しくなりました。

ふと、大人がこども達に「分けあって食べるんだよ」と言っていた場面を思い出します。

16年前被災地でこども達と分け合ったわずかのものは、ありがたくてうれしかったし、ものすごくまずい、コーヒーとは思えない飲み物を分けてもらったときも、その温かさに身体の芯まで暖まった気がしました。
被災地以外の方には、分けっこの精神を思い出してほしいです。

そしてもうひとつ。ひとまず歩きましょう。
となりのトトロの唄のように、歩こう!歩こう!
車の燃料の節約になるし、健康になリます。
そして何より、これから長い道を被災者の方々と歩むのですから、準備をしましょう。

「応援:私たちにできる事 その1「歩こう」」への1件のフィードバック

  1. 興味深い記事を見つけたので

    インターネットをよく理解していない家族と、Twitterで連絡を取る方法
    http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20110317/E1300308873900.html

    今回は電話よりも、携帯よりも、ツイッターが活躍していたようですね。

    物資も大切。
    でも、情報も大切。

    非常持ち出し袋に情報は入れられません。
    ラジオは入るけど、情報は一方通行。
    太陽光発電を利用して携帯に充電する機械も入れられそうです。

    非常時にも使える情報流通手段を持つことも
    日頃の備えの1つかなぁ…なんて思います。

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